転写リボンの装着
転写リボンの装着

転写リボンの装着

このプリンタはリボンを使用して印刷します。熱転写リボンには数種類あり、用途に応じて色を変えることもできます。ここに記載されている情報を使用して、互換性のあるリボン サプライを購入し、プリンタにリボンを装着します。
印刷のパフォーマンスと操作を最適化するには、認定済み Zebra リボンが必要です。
Zebra から提供されている転写リボンの特徴:
  • お客様のプリンタおよび Zebra ブランドの用紙との併用に特化して設計されています。
  • リボン切れトレーラ (リフレクタ) を備えています。プリンタは、このトレーラを検出すると、転写リボン ロールが最後まで使われたことを識別し、印字ヘッドの損傷を防ぐため、印刷を停止します。
  • Zebra 製のリボンとリボン巻芯には、印刷時に (滑ることなく) リボン ロールにしっかりとかみ合って駆動を保つのに役立つ切れ込みがあります。
Zebra プリンタでの使用が承認されていない Zebra ブランド以外の用紙やリボンを使用すると、プリンタや印字ヘッドが損傷することがあります。
プリンタと互換性のあるリボンとサプライ品を購入するには、zebra.com/supplies にアクセスしてください。プリンタでは、次の色分けされたリボン タイプを使用できます。
  • ブルー — Performance Wax
  • シルバー — Premium Wax/Resin
  • ゴールド — 合成紙用 (最大速度 6ips) およびコート紙用 (最大速度 4ips) の Performance Resin
  • レッド — 合成紙用 Premium Resin (最大速度 4ips)
プリンタでリボンを使用する方法の詳細については、リボンの概要と使用を参照してください。
最適な結果を得るため、およびプリンタの損傷を防ぐために、次の手順を実行します。
  • 使用する用紙とリボンの種類を一致させます。
  • 印字ヘッドの磨耗を防ぐために、用紙より幅の広いリボンを使用してください。
    使用するリボンの幅が、セットされている用紙ほど広くない場合、リボンで保護されていない印字ヘッドの領域の摩耗が早まり、印字ヘッドが損傷する可能性があります。
  • 感熱用紙に印刷する場合は、リボンをプリンタにセットしないでください。使用している用紙のタイプを確認するには、感熱用紙のタイプの特定を参照してください。
  • リボン巻芯の切れ込みが四角形であることを確認します。スピンドルをロックするには、切れ込みが良好な状態である必要があります。
    切れ込みに損傷 (角が丸まっている、磨り減っている、壊れているなど) があるリボン巻芯は絶対に使用しないでください。切れ込みに損傷がある巻芯は、滑ってリボンにしわが寄ったり、リボンの終端検知の不良やその他の断続的な障害が発生したりする可能性があります。
印刷中にプリンタのリボンがなくなり、印刷ジョブを失うことなくリボンを交換する必要がある場合は、リボンの概要と使用を参照してください。
  1. リボンの包装紙を取り、のりの付いた先端部分をロールから剥がして、リボンを装着する準備をします。
    1
    右側 (プリンタとロール)
    2
    のりの付いた先端
    d
    切れ込み (必ずリボンの左側にあること)
    初期モデルのデスクトップ プリンタのリボン巻芯は絶対に使用しないでください。旧式のリボン巻芯は、巻芯の片側だけに切れ込みがあります。旧式の巻芯は大きすぎるため、巻き取りスプールが巻き付いてしまう原因になります。
  2. プリンタを開き、新しいリボン ロールをプリンタの下側のリボン サプライ スピンドルにセットします。
  3. 溝がサプライ ハブの左側と合わさり固定されるまで、ロールを回転させます。
    最初のリボン巻き取り芯は、プリンタに同梱されています。次回以降のリボン交換時には、空になった巻芯を使って次のリボン ロールを巻き取ることができます。
  4. 熱転写リボンのリーダーをロールから引き出し、リーダーののりの付いた先端を、サプライ スピンドルの空の巻芯に貼り付けます。リボンがリボン芯の中心にくるようにします。
  5. サプライ スピンドルの左にあるつまみをプリンタの後部に向かって回し、リボンが印字ヘッドの上でしっかりと引っ張られている状態にします。
  6. このリボンで使用するために一致する用紙がセットされ、プリンタが印刷可能な状態になっていることを確認してから、プリンタ カバーを閉じます。
  7. [FEED] (フィード)
    を押し、用紙が少なくとも 10cm (4 インチ) 以上送り込まれるようにして、リボンにたるみやしわがなく、リボンがスピンドル上で正しい位置にくるようにします。
  8. プリンタ ドライバ、Zebra Setup Utilities などのアプリケーション ソフトウェア、またはプリンタ プログラミング コマンドを使用して、印字モードの設定を [Direct Thermal] (ダイレクト サーマル) 印刷から [Thermal Transfer] (熱転写) に変更します。これにより、熱転写用紙用にプリンタの温度プロファイルが設定されます。
    ZPL プログラミングを使用している場合...
    ^MT
    (用紙タイプ) ZPL II コマンドをプリンタに送信します。ZPL プログラミング ガイドのこのコマンドの説明を参照してください。
    ページ モードで EPL プログラミングを使用している場合 (プリンタのデフォルト)...
    ^O
    (ハードウェア オプション) コマンドを参照してください。『EPL プログラミング ガイド』に記載されているこのコマンドの説明を参照してください。
  9. [Direct Thermal] (ダイレクト サーマル) 印刷から [Thermal Transfer] (熱転写) 印刷へのモード変更を確認するには、プリンタ設定ラベルを印刷します。テスト (プリンタ設定) ラベルの印刷を参照してください。
    ラベルの
    PRINT METHOD
    エントリが
    THERMAL-TRANS
    を読み取る必要があります。