クリーニングのスケジュールと手順

クリーニングのスケジュールと手順

定期的な予防メンテナンスは、プリンタが正常に動作するための重要な要素です。ご使用のプリンタをきちんと手入れすることで、起こりうる問題の発生を最小限に抑え、目的の印刷品質基準を達成・維持できます。
用紙やリボンが印字ヘッドを横切って移動するため、長期間の使用により、セラミックの保護コーティングが磨耗して剥がれ、最終的には印字エレメント (ドット) が劣化します。磨耗を防止するために、以下の点を心掛けてください。
  • 印刷ヘッドを頻繁にクリーニングします。
  • 印字ヘッド圧力と加熱温度 (濃度) のバランスを最適化して、設定値を最小にしてください。
  • 熱転写モードを使用する場合は、リボンが用紙と同じ幅か、用紙よりも幅が広いことを確認してください。これは、摩擦の大きなラベル用紙に印字ヘッドのエレメントが触れるのを防止するためです。
Zebra では、クリーニング液の使用によってこのプリンタに生じた損傷の責任は負いません。
具体的なクリーニング方法については、このセクションに記載されています。以下の表に示す、奨励されるクリーニング スケジュールに従ってください。
これらの推奨されるクリーニング間隔は、あくまで目安として記載しております。具体的な用途や印刷に使用する用紙によっては、より頻繁なクリーニングが必要となる場合があります。
クリーニングの推奨スケジュール
部位
方法
間隔
印字ヘッド
溶剤*
ダイレクト サーマル モード: 用紙 1 ロール (または折り畳み用紙 500 フィート) を使用済み後に毎回。
熱転写モード: リボン 1 ロールを使用済み後に毎回。
プラテン ローラー (標準、白)
溶剤*
プラテン ローラー (ライナーレス、ダーク ブラウン)
ライナーレス ラベルの粘着面で軽くたたく**
用紙センサー
空気ブロー
リボン センサー
空気ブロー
用紙経路
溶剤*
リボン経路
溶剤*
ピンチ ローラー (剥離オプションの一部)
溶剤*
カッター モジュール
連続用紙、感圧紙をカットする場合
溶剤*
用紙 1 ロールを使用済み後に毎回 (用途および用紙のタイプによってはそれより頻繁に)。
タグ ストックまたはラベル台紙をカットする場合
溶剤* および空気ブロー
用紙 2 ロールから 3 ロールを使用済み後に毎回。
切り取り/剥離バー
溶剤*
月 1 回。
ラベル剥離センサー
空気ブロー
半年に 1 回。
* Zebra では、予防メンテナンス キット (部品番号 47362 または部品番号 105950-035 (マルチパック)) の使用を推奨しています。予防メンテナンス キットの代わりに、99.7% のイソプロピル アルコールに浸した糸くずの出ない布を使用することも可能です。
600dpi プリンタには、Save-a-Printhead クリーニング フィルムを使用してください。この特殊コーティングが施されたフィルムを使用すると、印字ヘッドを傷めずに溜まった不純物を取り除くことができます。詳細については、公認の代理店または販売店にお問い合わせください。
ライナーレス プラテン ローラーには溶剤 (イソプロピル アルコールや予防メンテナンス キットの綿棒を含む) を使用しないでください。塗装を損傷するおそれがあります。