用紙の検知
用紙の検知

用紙の検知

G シリーズのプリンタには自動用紙検知機能が備わっています。
プリンタは、常時わずかな違いを検知して、用紙長を確認し調整するように設計されています。プリンタは、いったん印刷または用紙フィードが始まると、継続的に用紙検知機能をチェックし、調整して、ロールのラベルからラベル、用紙のロールからロールの用紙パラメータのわずかな変化に対応します。印刷ジョブまたは用紙フィードの開始時に、予期された用紙長またはラベル間のギャップ長さが許容できる差異の範囲を超えた場合、自動的に用紙長キャリブレートが開始されます。G シリーズ プリンタの自動用紙検知は、EPL および ZPL ラベル フォーマットおよびプログラミングを使用するプリンタ操作で、同様に機能します。
プリンタは、デフォルトの最大ラベル長である 1 メートル (39インチ) をフィードしてもラベルや黒マーク (または黒線検知による切れ込み) を検出しない場合は、連続用紙 (レシート) モードに切り替わります。ソフトウェア、プログラミングまたはマニュアル キャリブレートによって変更されるまで、プリンタは異なる用紙でこれらの設定を保持します。
オプションとして、プリンタの電源投入時または電源オンのままプリンタを閉じたとき、用紙の短いキャリブレートを行うようにプリンタを設定することができます。その場合、プリンタは、ラベルを数枚フィードしながらキャリブレートします。
プリンタの用紙設定は、プリンタ設定ラベルを印刷することで確認できます。詳細については、テスト (プリンタ設定) ラベルの印刷を参照してください。
自動用紙タイプ検出および検知機能でチェックできる最大長は、ZPL 最大ラベル長コマンド (
^ML
) で短縮できます。この長さは印刷する最大長ラベルの 2 倍以上に設定することをお勧めします。印刷する最大ラベルが 4 x 6 インチの場合、最大ラベル (用紙) 長検出距離は 39 インチのデフォルト距離から 12 インチに減らすことができます。
プリンタで用紙タイプの自動検知と自動キャリブレートを行うのが難しい場合は、マニュアル キャリブレートを参照して広範囲なキャリブレートを実行してください。このキャリブレートでは、用紙に対するセンサーの動作がグラフとして印刷されます。この方法は、4 回点滅フィード ボタン モードでプリンタのデフォルト パラメータが工場出荷時の設定に再設定されるまで、プリンタの自動用紙検知機能を無効にします。詳細については、フィード ボタン モードを参照してください。
自動用紙キャリブレートは必要に応じて、変更したり、オン/オフを切り替えることができます。印刷ジョブの状況によってはプリンタがロールの用紙をすべて使用することがあります。2 つの自動用紙条件「用紙をセットして電源をオン」と「電源がオンの状態でプリンタを閉じる」は、ZPL 用紙フィード コマンド
^MF
を使用して個別に制御できます。ZPL プログラマーズ ガイドで説明されている
^MF
コマンドのフィード アクションは、主に自動用紙検知およびキャリブレートに使用されます。動的な (ラベルからラベルの) 用紙キャリブレートを制御する自動用紙キャリブレートには、
^XS
コマンドを使用します。用紙の長さや素材、または検出方法 (透過式/ギャップ、黒マーク、切れ込み、または連続) が異なる複数の用紙タイプが使用されている場合、これらの設定は変更しないでください。
用紙のキャリブレートと検出プロセスは、プリンタにセットされた用紙タイプに一致するように調整できます。用紙タイプを設定するには、ZPL 用紙追跡コマンド (
^MN
) を使用しますプリンタは、事前印刷の用紙をラベル間のギャップとして検出したり、印刷のある台紙を黒マークとして検出することがあります。連続用紙に
^MN
パラメータが設定されている場合は、プリンタで自動キャリブレートは行われません。
^MN
コマンドには、自動キャリブレート パラメータ (
^MNA
) も含まれており、プリンタをデフォルト設定に戻して、すべての用紙タイプを自動検出することができます。