Zebra 製以外の 300 メートル転写リボンの装着

Zebra 製以外の 300 メートル転写リボンの装着

Zebra 製でない 300 メートル転写リボンをプリンタに装着するには、Zebra リボン巻芯アダプタが必要になります。
このプリンタで Zebra 製でない 300 メートル リボンを使用するための最小要件は以下のとおりです。
  • 巻芯内径 (I.D.) 25.4mm (1.0 インチ、1.004 ~ 1.016 インチの範囲)
  • 巻芯の素材: ファイバーボード (プラスチック製の巻芯など、堅い素材のものでは正しく動作しない場合があります)。
  • リボン幅 110 ~ 33mm (4.3 ~ 1.3 インチ)
  • リボンの最大外径: 66mm (2.6 インチ)
お使いの Zebra プリンタでの使用が承認されていない Zebra ブランド以外の用紙やリボンを使用すると、プリンタや印字ヘッドが損傷することがあります。画質も以下の影響を受ける場合があります。
  • 不十分または最低限度のリボン パフォーマンス (最大印字速度、インク配合など)
  • 柔らかすぎるか、堅すぎる巻芯の素材
  • 巻きが緩いまたはきついリボン巻芯、または最大外径 66mm を超える巻芯
アダプタがあると、リボンと巻芯を用紙 (およびプリンタ) の中心に合わせるのに便利です。アダプタには、リボン巻芯内側の柔らかいファイバーボードに嵌め込むための "巻芯ロック" スプリングと、プリンタに取り付けたときのプリンタ中心線からのスケールが付いています。
1
中央線
2
巻芯ロック スプリング
  1. 空のリボン巻芯をリボン巻芯アダプタに装着します。空のリボン巻芯の幅は、リボン ロールと同じ (または、それ以上) でなければなりません。アダプタの中心線の上に巻芯の中心を大まかに合わせます。
    ただし、アダプタと空の Zebra 製以外のリボン巻芯の代わりに、空の Zebra 製リボン巻芯を使用することもできます。このプリンタには、300 メートルの空のリボン巻芯が 1 つ付属しています。
  2. Zebra 製以外のリボン ロールをリボン巻芯アダプタに装着します。アダプタのフランジを左側に向け、ここに示すようにリボンがロールの後ろ側に垂れることを確認します。アダプタの中心線 (CL) の上に巻芯の中心を大まかに合わせます。
    1
    フランジ - 左側に置く
    2
    リボンがロールの後ろ側から垂れる
    最大ロール幅 110mm (4.3 インチ) の場合、中央を揃える必要はありません。
    最大幅未満から最小幅 33mm (1.3 インチ) までの場合は、アダプタ上の目盛り付きスケールを使用して、リボン ロールを用紙とプリンタに合わせます。
    幅 = 110mm (4.3 インチ)
    幅 = 33mm (1.3 インチ)
  3. 空の巻芯の付いたアダプタを巻き取りスピンドル上に置き、リボン ロールの付いたアダプタを下の供給スピンドル上に置きます。巻芯アダプタの右側をスプリングの付いたそれぞれの右側スピンドルの円錐の先端に嵌め合わせます。アダプタを引き続き右側スピンドルに押し付けながら、左側のスピンドル ハブの方にスイングさせて合わせます。アダプタ フランジ上の切れ込みが左側スピンドルのハブ スポークに嵌ってロックするまで、アダプタとハブを回転させます。
  4. これまでの手順を完了した時点で、リボンと空の巻芯が中心から外れている可能性があります。リボン ロールと空巻芯が用紙 (ラベル、紙、タグなど) の中心に合っているかどうか確認してください。リボン巻芯アダプタ上の中心線スケールを使用して位置決めを行うことができます。
    リボンの幅は、印字ヘッドを保護するため、(ラベル ライナーまたは台紙部分を含め) 用紙より広くなくてはなりません。
    この画像の矢印に示すように、適切な中心揃えのためにリボンが用紙の両側から出ていることを確認します。
  5. リボンを巻き取り芯に取り付けます。用紙のリボン引き出し部に Zebra 製のリボンのようなのり付きの先端がない場合は、細長く切ったテープを使用して、リボンを巻き取り芯に固定してください。リボンが真っ直ぐ巻芯に巻き取られるように、リボンを配置してください。
  6. リボン巻き取りハブを、その上部が後方に向かうように回転させて、リボンの緩みをなくします。ハブを回転させて、リボン巻き取り位置と供給リボン ロールの位置合わせを完了します。巻き取りリボン巻芯には、リボンを少なくとも 1 回半巻き付けます。
  7. 用紙がセットされ印刷可能であることを確認してから、プリンタ カバーを閉じます。
  8. プリンタの電源が入っている場合は、
    FEED (フィード)
    ボタンを押して、用紙を少なくとも 20cm (8 インチ) 前送りし、たるみやリボンのしわを取り除き (リボンをまっすぐにし)、スピンドル上のリボンを整列させます。それ以外の場合は、インストール ウィザードのセットアップ プロセス中に指示されるまで、プリンタの電源を入れないでください。
  9. プリンタ ドライバ、アプリケーション ソフトウェア、またはプリンタ プログラミング コマンドを使用して、印字モードの設定を [Direct Thermal] (ダイレクト サーマル) 印刷から [Thermal Transfer] (熱転写) に変更します。
    ZPL プログラミングでプリンタ動作を制御する場合...
    用紙タイプ ZPL II コマンド (
    ^MT
    ) を参照し、『ZPL プログラミング ガイド』の指示に従います。
    EPL ページ モードでプリンタ動作を制御する場合...
    オプション EPL コマンド (
    O
    ) を参照し、EPL ページ モードのプログラマーズ ガイドの指示に従います。
    これにより、熱転写用紙用にプリンタの温度プロファイルが設定されます。
  10. [Direct Thermal] (ダイレクト サーマル) 印刷から [Thermal Transfer] (熱転写) 印刷へのモード変更を確認するには、設定ラベルを印刷します (設定レポートを使用したテスト印刷を参照してください)。
    プリンタ設定ステータス レポートの
    PRINT METHOD
    (印刷方式) に
    THERMAL-TRANS
    (熱転写) と表示されるはずです。
これで、プリンタの印刷準備は完了です。