[Tools] (ツール) メニュー

[Tools] (ツール) メニュー

この表では、[Tools] (ツール) メニューの項目について説明します。
[Tools] (ツール) メニューの項目
設定
説明、有効値、および設定方法
PRINT INFORMATION (印刷情報)
選択した情報 (7 つの選択肢のうちの 1 つ) を 1 枚または複数枚のラベルに印刷します。このメニュー項目は、それぞれ異なるデフォルト値を持つ 3 つのユーザー メニューから利用可能です。
有効値:
  • SETTINGS (設定) - プリンタ設定レポートが印刷されます。サンプル ラベルは設定レポートを使用したテスト印刷に示します。
  • NETWORK (ネットワーク) - インストールされているプリント サーバーまたは Bluetooth デバイスの設定が印刷されます。
  • FORMATS (フォーマット) - プリンタの RAM およびフラッシュ メモリに格納されている使用可能なフォーマットを印刷します。
  • IMAGES (イメージ) - プリンタの RAM およびフラッシュ メモリに格納されている使用可能なイメージを印刷します。
  • FONTS (フォント) - プリンタで使用可能なフォント (標準プリンタ フォント、およびすべてのオプション フォントを含む) を印刷します。フォントは、RAM およびフラッシュ メモリに保存されています。
  • BARCODES (バーコード) - プリンタで使用可能なバーコードを印刷します。バーコードは、RAM またはフラッシュ メモリに保存されています。
  • ALL (すべて) - 上記の 6 枚のラベルを印刷します。
  • SENSOR PROFILE (センサー プロファイル) - 実際のセンサー読み取り値と比較したセンサー設定を表示します。結果の解釈については、用紙の手動キャリブレーションを参照してください。
関連 ZPL コマンド:
  • SETTINGS (設定):
    ~WC
  • NETWORK (ネットワーク):
    ~WL
  • SENSOR PROFILE (センサー プロファイル):
    ~JG
  • その他:
    ^WD
プリント サーバー Web ページ:
[View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
[Printer Settings] (プリンタ設定)
[Print Listings on Label] (ラベルにリストを印刷)
プリンタ設定およびネットワーク設定レポートの例については、プリンタおよびネットワーク設定レポートの印刷 (キャンセル セルフ テスト)を参照してください。
IDLE DISPLAY (アイドル表示)
プリンタがアイドル状態のときに表示する情報フォーマットを 6 種類から選択します。ただし、この情報はすべての設定で表示されるわけではありません。
有効値:
  • FW VERSION (FW バージョン)
  • IP ADDRESS (IP アドレス)
  • MM/DD/YY 24 HR
  • MM/DD/YY 12 HR
  • DD/MM/YY 24 HR
  • DD/MM/YY 12 HR
関連 ZPL コマンド: なし
使用される SGD コマンド:
device.idle_display_format
device.idle_display_value
プリント サーバー Web ページ: なし
POWER UP ACTION (電源投入動作)
電源投入シーケンス時のプリンタ動作を設定します。
有効値:
  • CALIBRATE (キャリブレート) - センサー レベルとしきい値を調整し、ラベル長を判定して、用紙を次のウェブ/ギャップまでフィードします。
  • FEED (フィード) - ラベルが最初のレジストレーション ポイントにフィードされます。
  • LENGTH (長さ) - 現在のセンサー値を使用してラベル長を判定し、用紙を次のウェブ/ギャップまでフィードします。
  • NO MOTION (動作なし) - プリンタに用紙送りをさせません。手動でウェブが正確な位置にあることを確認するか、FEED (フィード) を押して次のウェブ/ギャップの位置決めを行う必要があります。
  • SHORT CAL (短キャリブレート) - センサー ゲインを調整せずに用紙とウェブのしきい値を設定し、ラベル長を判定して用紙を次のウェブ/ギャップまでフィードします。
関連 ZPL コマンド:
^MF
使用される SGD コマンド:
ezpl.power_up_action
プリント サーバー Web ページ:
[View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
[Printer Settings] (プリンタ設定)
HEAD CLOSE ACTION (ヘッド クローズ時動作)
印字ヘッドを閉じた時のプリンタ動作を設定します。
有効値:
  • CALIBRATE (キャリブレート) - センサー レベルとしきい値を調整し、ラベル長を判定して、用紙を次のウェブまでフィードします。
  • FEED (フィード) - ラベルが最初のレジストレーション ポイントにフィードされます。
  • LENGTH (長さ) - 現在のセンサー値を使用してラベル長を判定し、用紙を次のウェブまでフィードします。
  • NO MOTION (動作なし) - プリンタに用紙送りをさせません。手動でウェブが正確な位置にあることを確認するか、FEED (フィード) を押して次のウェブの位置決めを行う必要があります。
  • SHORT CAL (短キャリブレート) - センサー ゲインを調整せずに用紙とウェブのしきい値を設定し、ラベル長を判定して用紙を次のウェブ/ギャップまでフィードします。
関連 ZPL コマンド:
^MF
使用される SGD コマンド:
ezpl.head_close_action
プリント サーバー Web ページ:
[View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
[Printer Settings] (プリンタ設定)
[Calibration] (キャリブレーション)
デフォルト値の読み込み
特定のプリンタ、プリント サーバー、およびネットワークの設定を工場出荷時のデフォルト値に戻します。デフォルト設定を読み込む場合は、手動で変更したすべての設定を再読み込みする必要があるので、注意してください。このメニュー項目は、それぞれ異なるデフォルト値を持つ 2 つのユーザー メニューから利用可能です。
有効値:
  • FACTORY (工場) - ネットワーク設定以外のすべてのプリンタ設定を工場出荷時のデフォルト値に戻します。デフォルト設定を読み込む場合は、手動で変更したすべての設定を再読み込みする必要があるので、注意してください。
  • NETWORK (ネットワーク) - プリンタの有線または無線のプリント サーバーを再初期化します。無線プリント サーバーの場合は、プリンタと無線ネットワークとの再関連付けも行われます。
  • LAST SAVED (最終保存) - 最後の確定保存から設定を読み込みます。
関連 ZPL コマンド:
使用される SGD コマンド:
  • FACTORY (工場):
    ^JUF
  • NETWORK (ネットワーク):
    ^JUN
  • LAST SAVED (最終保存):
    ^JUR
使用される SGD コマンド: なし
プリント サーバー Web ページ:
[View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
[Printer Settings] (プリンタ設定)
[Calibration] (キャリブレーション)
  • FACTORY (工場):
    [View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
    [Restore Default Configuration] (デフォルト設定に戻す)
  • NETWORK (ネットワーク):
    [Print Server Settings] (プリント サーバーの設定)
    [Reset Print Server] (プリント サーバーのリセット)
  • LAST SAVED (最終保存):
    [View and Modify Printer Settings] (プリンタ設定の表示と変更)
    [Restore Saved Configuration] (保存済みの設定に戻す)
MEDIA/RIBBON CAL (用紙/リボンのキャリブレート)
用紙センサーの感度を調整するために、プリンタをキャリブレートします。
関連 ZPL コマンド:
~JC
使用される SGD コマンド:
ezpl.manual_calibration
プリント サーバー Web ページ: キャリブレート手順は、Web ページからは開始できません。
DIAGNOSTIC MODE (診断モード)
プリンタが受信するすべてのデータの 16 進値をプリンタで出力するには、この診断ツールを使用します。詳細については、通信診断テストの実行を参照してください。
有効値:
  • PRINT (印刷)
  • E: DRIVE (ドライブ)
  • USB
  • MEMORY (メモリ)
  • DISABLED (無効)
関連 ZPL コマンド:
  • ~JD
    (有効化)
  • ~JE to disable
to enable
使用される SGD コマンド:
device.diagnostic_print
プリント サーバー Web ページ: キャリブレート手順は、Web ページからは開始できません。
CONFIG INFO TO USB (USB への設定情報送信)
プリンタ設定レポート (ZPL
^HH
コマンド発行時にプリンタからホスト システムに返されるデータに相当) の送信を可能にします。プリンタは、プリンタの USB ホスト ポート内の USB ドライブに、USB ホスト ポートおよび Link-OS の使用例に記載の情報に基づいてフォーマットされたファイル (
OUTxxx.txt
、ここで xxx = 000 ~ 999) を送信します。プリンタ設定レポートのファイル名は、USB ドライブにレポートが書き込まれるたびに数値が増えます (たとえば、
OUT001.txt
は、ファイルの次回書き込み時には
OUT002.txt
になります)。
有効値:
  • SEARCH (NO USB DRIVE FOUND) (検索 (USB ドライブが見つかりません))
  • WRITE (USB ドライブが装着されている場合)
関連 ZPL コマンド:
^HH
(同等の情報をレポート)
使用される SGD コマンド:
  • file.capture_response.begin
  • file.capture_response.end
  • file.capture_response.destination
プリント サーバー Web ページ: なし
ZBI ENABLED? (ZBI 有効?)
Zebra Basic Interpreter (ZBI 2.0) は、ご使用のプリンタ用に購入可能なプログラミング オプションです。このオプションを購入するには、詳細について最寄りの Zebra 販売代理店にお問い合わせください。
有効値:
  • NO (いいえ)
  • YES (はい)
関連 ZPL コマンド: なし
使用される SGD コマンド:
zbi.key
(プリンタでの ZBI 2.0 オプションの有効/無効を識別します)
プリント サーバー Web ページ: なし
RUN ZBI PROGRAM (ZBI プログラムの実行)
このメニュー項目は、ご使用のプリンタで ZBI が有効になっている場合にのみ表示されます。ZBI プログラムがプリンタにすでにダウンロードされている場合は、このメニュー項目を使用して ZBI プログラムを選択して実行できます。プログラムがプリンタに存在しない場合は、[NONE] (なし) が表示されます。
プリンタにダウンロードした ZBI プログラムを実行する場合は、以下の手順に従います。
  1. UP ARROW (上方向)
    または
    DOWN ARROW (下方向)
    を使用して、このメニューからファイルを選択します。
  2. RIGHT SELECT (右選択)
    ボタンを押して、[RUN] (実行) を選択します。プログラムが存在しない場合、[RUN] (実行) オプションを押しても何も実行されません。
有効値:
  • NONE (なし)
  • PROGRAM FILE NAMES (プログラム ファイル名)
関連 ZPL コマンド:
  • ^JI
  • ~JI
使用される SGD コマンド:
zbi.control.run
プリント サーバー Web ページ:
[Printer Home Page] (プリンタのホーム ページ)
[Directory Listing] (ディレクトリ リスト)
STOP ZBI PROGRAM (ZBI プログラムの停止)
このメニュー項目は、ご使用のプリンタで ZBI が有効になっている場合にのみ表示されます。このメニュー項目を使用して ZBI プログラムを停止します。プリンタは、実行されているプログラムのみをリスト表示します。
ZBI プログラムを停止するには、次の手順に従います:
  1. 必要に応じて、
    UP ARROW (上方向)
    または
    DOWN ARROW (下方向)
    を使用して、このメニューからファイルを選択します。
  2. RIGHT SELECT (右選択)
    ボタンを押して、[STOP] (停止) を選択します。
有効値:
  • NONE (なし)
  • PROGRAM FILE NAMES (プログラム ファイル名)
関連 ZPL コマンド:
~JQ
使用される SGD コマンド:
zbi.control.terminate
プリント サーバー Web ページ:
[Printer Home Page] (プリンタのホーム ページ)
[Directory Listing] (ディレクトリ リスト)
PRINT USB FILE (USB ファイルの印刷)
印刷するファイルを USB フラッシュ ドライブから選択します。この機能を使用した演習については、USB ホスト ポートと近距離無線通信 (NFC) 機能の使用に記載の演習を参照してください。
USB フラッシュ ドライブからファイルを印刷するには、次の手順に従います:
  1. USB フラッシュ ドライブをプリンタの USB ホスト ポートに挿入します。プリンタで使用できるファイルがリスト表示されます。
    [SELECT ALL] (すべて選択)
    を選択すると、USB フラッシュ ドライブ上のすべてのファイルを印刷できます。
  2. UP ARROW (上方向)
    または
    DOWN ARROW (下方向)
    を使用して、このメニューからファイルを選択します。
  3. RIGHT SELECT (右選択)
    ボタンを押して、[PRINT] (印刷) を選択します。
有効値:
  • NONE (なし)
  • SELECT ALL (すべて選択)
  • PROGRAM FILE NAMES (プログラム ファイル名)
関連 ZPL コマンド: なし
使用される SGD コマンド:
usb.host.read_list
プリント サーバー Web ページ: なし
COPY USB FILE TO E: (USB から E: にファイルをコピー)
プリンタにコピーするファイルを USB フラッシュ ドライブから選択します。この機能を使用した演習については、USB ホスト ポートと近距離無線通信 (NFC) 機能の使用に記載の演習を参照してください。
USB フラッシュ ドライブからコピーするファイルを選択するには、次の手順に従います。
  • USB フラッシュ ドライブをプリンタの USB ホスト ポートに挿入します。プリンタで使用できるファイルがリスト表示されます。
    [SELECT ALL] (すべて選択)
    を選択すると、USB フラッシュ ドライブからすべてのファイルをコピーできます。
  • UP ARROW (上方向)
    または
    DOWN ARROW (下方向)
    を使用して、このメニューからファイルを選択します。
  • RIGHT SELECT (右選択)
    ボタンを押して、[STORE] (保存) を選択します。
有効値:
  • NONE (なし)
  • SELECT ALL (すべて選択)
  • PROGRAM FILE NAMES (プログラム ファイル名)
使用される SGD コマンド:
usb.host.read_list
プリント サーバー Web ページ: なし
STORE E: FILE TO USB (E: から USB にファイルを保存)
プリンタからファイルを選択して、USB フラッシュ ドライブに保存します。この機能を使用した演習については、USB ホスト ポートと近距離無線通信 (NFC) 機能の使用に記載の演習を参照してください。
プリンタから USB フラッシュ ドライブにファイルをコピーするには、次の手順に従います:
  • USB フラッシュ ドライブがプリンタの USB ホスト ポートに挿入されていることを確認します。プリンタで使用できるファイルがリスト表示されます。
    [SELECT ALL] (すべて選択)
    を使用すると、プリンタからのすべてのファイルを USB フラッシュ ドライブに保存できます。
  • UP ARROW (上方向)
    または
    DOWN ARROW (下方向)
    を使用して、このメニューからファイルを選択します。
  • RIGHT SELECT (右選択)
    ボタンを押して、[STORE] (保存) を選択します。
有効値:
  • NONE (なし)
  • SELECT ALL (すべて選択)
  • PROGRAM FILE NAMES (プログラム ファイル名)
使用される SGD コマンド:
usb.host.write_list
PRINT STATION (印刷ステーション)
このメニュー項目では、USB キーボード、スケールやバーコード スキャナなど、データ入力装置 (HID) を使用して、ラベル フォーマット内の変数フィールドに入力し、ラベルを印刷します。このオプションを使用するには、プリンタの
E:
ドライブに適切なラベル フォーマットが保存されている必要があります。USB ホスト ポートと近距離無線通信 (NFC) 機能の使用の演習を参照してください。
プリンタの USB ホスト ポートに HID を接続したら、このユーザー メニューを使用して、プリンタの
E:
ドライブにあるフォームを選択します。フォームにある各変数
^FN
フィールドの入力を求めるプロンプトが表示されたら、印刷するラベル枚数を指定できます。
この機能に関連する
^FN
コマンドまたは SGD コマンドの使用に関する詳細については、『ZPL Programming Guide』を参照してください。この情報をダウンロードするには、このガイドについてにリストされている製品情報サイトのリンクのいずれかにアクセスします。
使用される SGD コマンド:
  • usb.host.keyboard_input
    (ON に設定することが必要)
  • usb.host.template_list
  • usb.host.fn_field_lis
    t
  • usb.host.fn_field_data
  • usb.host.fn_last_field
  • usb.host.template_print_amount
PASSWORD PROTECT (パスワード保護)
ユーザー メニュー項目のパスワード保護のレベルを選択します。デフォルトのパスワードは
1234
です。
有効値:
  • NONE (なし)
  • SELECTED (選択済み)
  • ALL (すべて)
関連 ZPL コマンド:
^KP
(プリンタのパスワードを変更)
PRINT TEST FORMAT (印刷テスト書式)
このメニュー項目を使用して、特定のタイプのラベルを印刷するテスト シーケンスを開始できます。これは、印刷の問題へのトラブルシューティングに役立ちます。
有効値:
  • DARKNESS (濃度) - 濃度レベルを上げながらイメージを繰り返し印刷します。
  • FIRST DOT LOCATION (最初のドット位置) - 最初のドット位置と Y 印字基点を識別することで、ラベル位置の調整に役立てます。
  • PRINT LINE (印字ライン) - テスト シーケンスを開始します。
  • IMAGE COMPRESSION (イメージ圧縮) - 線や円を含むイメージを印刷することで、イメージの圧縮や拡大に関連する問題の解決に役立てます。
  • ELEMENT OUT (加熱素子故障) - 機能していない印刷ヘッド加熱素子を明らかにするためにデザインされた、横長のイメージを印刷します。
使用される SGD コマンド:
  • print.troubleshooting_label_choices
    (ラベル タイプの指定)
  • print.troubleshooting_label_print
    (ラベルの印刷)